この度、公益財団法人ＪＫＡさんのオートレース補助金を頂くことでき、新しい特浴(ストレッチャー)に入替することができました。

特浴とは、自力では入浴が難しい方に対し、体調や転倒などに注意を払いながら、介護スタッフが入浴介助を行います。機械浴を利用することで、無理をして身体を起こしたり、浴槽を跨ぐ動作を行うことが不要になるため、利用時に転倒するリスクを低減することができ、入浴が難しい方でも入浴をすることが可能になります。特に入浴介助は介護をしていく中で、大切なケアの一つです。入浴は体を清潔に保ち、感染症を予防するだけではなく、リラックス効果が得られるなど生活の質の向上に欠かせない役割があります。入浴介助の場においては、利用様に安心して入浴していただくために、入浴動作一つひとつを丁寧に声掛けし、不安感がないか表情を確認しながら入浴介助を行います。気持ちよく湯船に浸かっておられる利用様の穏やかな表情を拝見すると、温かなお気持ちがご本人様に伝わったことを実感し、その場にいるスタッフまでも幸せな気持ちに包まれます。

これまでの特浴も導入時には職員も実際に入浴し確認をしておりましたが、この度の入替に伴い、特浴を実際に経験したことのない職員にも、利用者様がどのような感覚で入浴されているのか実際に確認する機会ともなり、今後の入浴介助に生かしていきたいと思います